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『此処は―・・・・・・何処?』


いらっしゃい、今日のお客様は貴女ですね。
どうやら迷ってしまったようですね、大丈夫。
きっと、その記憶も少しずつ思い出すでしょう。

そして今宵もサヴァンが貴女の話し相手になりましょう。


「いらっしゃいお嬢さん。今日はどのような御用かな?」
『ごめんなさい、御用は特にないんです・・・・。』
「・・・用は特にないと、まぁ折角来てくれたんだあがりなさい。」
『あっありがとうございます!おじゃまします、』


とても落ち着いた空間。
明るすぎず暗すぎずの灯。
一人で住んでる家とは思えないぐらいの広さ。


「まぁ、好きな所にでも腰を下ろしてくれて構わない。」
『あ、はぁ・・・。どうしよう・・・此処座ってもいいのかな。』
「紅茶は飲めるかね?」
『はい、紅茶大好きです!』
「そうか、じゃこの紅茶をいれようか、」


此処座って平気だったかな?
とっても座り心地の良いソファー本とかいろいろ置いてあるんだけれども
難しそうな本がたくさん、
そっそもそも私フランス語読めないんだったよ・・・・読めたらいいのに泣けてくるなぁ。


「その本に興味があるかね?」
『あっひゃぁ!』
「・・・驚かせたようだったらすまないね・・・」
『あ、大丈夫です!よくぼーっとしてる事が多いので・・・すみません。』
「その本、」
『あ、はい!これですか?』
「嗚呼これだよ、探してた本だったのだよ。見つけてくれて有難う。」
『いやいや、勝手に見てた私が、でも探してた本見つかってよかったですね。』
「この本は昔友人に無理やり渡されたものでね。これを読め、と。」
『ずっ随分と強引ですね、、、』
「この本は、主人公の少女がとある世界へ迷い込んでしまうお話なんだよ。」
『迷い込む・・・。』
「その少女は迷い込んだときに記憶をなくしてしまってその世界で色々な人と出会って少しずつ記憶を取り戻すんだよ。」
『へー・・・そういえば私、どうやって此処にきたのか覚えていません。』
「・・・この話のようだね、君は帰る場所もわからないと?」
『そうゆう事になりますよねー・・・・』


なんでサヴァンの事知ってるんだろう。
賢者?
そもそも自分の名前も思い出せないんだ。
どうしよう、記憶喪失?


『サ・・・ヴァン・・・。』
「・・・?呼んだかね、それに私は君に名前を教えたかな?」
『なんでしょうか、ふと、名前が出てきました。』
「まぁ落ち着きなさい、私の家でよければ泊まってくれて構わない。」
『ありがとうございます。』
「ところで、君の名前は?」
『・・・・。』
「ゆっくり、ゆっくり思い出しなさい。時間はいくらでもあるのだからね。」
『はい。』



とある世界へ迷い込んでしまった少女
迷い込んだこの場所は地平線。

少しずつ記憶は取り戻すでしょう。
自分の名前、生まれた場所、今まで過ごしてきた時間


さぁ、次はどんなお客様がこのサヴァンの家に迷い込むのでしょう。



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