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滅多に病気をする事がないだろう。
そんなイヴェールが熱を出した。

『うー・・・サヴァーン・・・寒いよぉ・・・・』
「ああもう!次から次へと!少し待ちたまえ!」
『だって寒いもん・・・あっためてよぉ・・・ねーねー・・・』
「昼間から何を言うんだね。病人はさっさとベットにでも行きなさい。」
『むー・・・」

我侭言いたいのもわかるが
こう、容赦なくあれこれ言いやがる。
こんなに頼まれちゃ困る。
いっその事ベットに括り付けてしまうか。

「なに食べたい?私が何か作ろう。」
『ケーキ・・・お菓子・・・・サヴァ・・・・」
「はいはい却下。お粥でいいね。」
『・・・・お粥・・・・?』
「お粥嫌いかね?」
『嫌いじゃない・・・・けど、』
「・・・?」
『たまご・・・・がいい。』
「たまご味ってことかね?」
『うん。』

珍しく自分からお粥の要望でたまご味と来た。
こう考えてみると頼まれるのも嫌じゃない。
毎回こんなに素直だったら困らないのだが。

「少し楽になったかね。」
『うーん・・・・まだ寒い・・かな。』
「まだ寒いかね・・・困ったものだね。」
『サヴァン・・・・・』
「・・・・?」
『うーん・・・・むにゃむにゃ・・・・・』
「寝てしまったのかね・・・まったく仕方ないね・・・。」

額に乗せておいたタオルをもう一度取り
また冷たい水につけてしぼる。
さっきよりはよくなってるだろうか。
彼の髪の毛をなでる。

とてもさらさらとしていて細く綺麗な髪。

嗚呼彼がこのまま熱をだしたままであれば
わたしはいつまでも一緒に入れるだろうか。



お粥はたまご味でどうぞ。


『サヴァーン・・・』
「・・・・?」
『くすぐったいよぉ・・・・ふふ・・・』
「これは寝言かね・・・?」


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